指導者としての自分の使命

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こんにちは!

アスレティックトレーナー・鍼灸師・スイミングコーチの久保太吾です。

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現場では未だに古い体質が残っています。

力が無いのに難しいトレーニングをさせられて出来ずに怒られる子ども達。

端から見てて可哀想やと思いますし、指導者何やってんのって思ってしまいます。

でもこういった事が未だにあるのが現実です。

それを踏まえた上で自分が指導者として出来る事は何なのか。

その事を今回のblogでは書き綴りました。

指導で意識してる事

先日の久保コーチでの出来事。

オープン以来継続的に来てもらってる小6のサッカー少年の子。

この子に対して久保コーチでは身体のメンテナンスとトレーニング指導を行っております。

もちろんなんですが、何でその部位のメンテナンスをしているのか、なぜそのトレーニングを行っているのかをしっかりと伝えながら指導をしております。

だからこそこの子もものすごい理解をしてくれてるし、効果も感じています。

さらに、そのセッション中だけでなく実際にサッカーの動きの面でもかなり良くなってきたみたいで、身体の使い方や疲労の仕方も久保コーチに来る前と今とでは全然違ってかなり良くなったと言ってました。

自分としてはもちろんありがたいですし、効果が出て喜んでくれているのは嬉しい事です。



気になる事を聞く

その子とセッション中に気になる事があったので聞いてみました。

今行ってるサッカースクールでトレーニングみたいな事ってやってるん??

いや、やってないかな

えっ??やってないん??

あっ違うわ。やってるわ。

○○選手を教えてた人がやってたトレーニングをしてる。

そうなんや。

それって効果あったり効いてる感じなん??

いや全然ない

よう分からん

との事です。

おそらくチームとしてはトレーニングをしてるつもりでも、やってる選手側からすると何のためにやっているのか分からず、ただ言われたことをやってるのではないかと思っています。

だからこの子が効果を感じられずよく分からないように見えてしまうのではないかなと。

それだけでなく、やってるかやってないかさえ分からんようになってしまってる様に自分は感じました。



トレーニングの例

例えば、このようなトレーニング。

腕立ての姿勢から右手と左脚を上げキープするトレーニングです。

2点(左肩、右脚)だけで支えるのでめっちゃキツイトレーニングです。

支えるポイントが2つしかないのでかなり揺れます。

その揺れの中で如何に身体をキープできるかがポイント。

肩回りの筋力もいるし下半身の力もいる。

さらに体幹も強くないとなかなか出来ないのでかなり上級者向けのトレーニングです。

だからこそ、まず前段階でこういった腕立ての状態でキープするようなトレーニングを導入させます。

この姿勢を長時間キープさせることも相当キツイです。

しんどくなってくるとお尻が上がったり、腰が反ったりして姿勢が崩れていきます。

だからキレイな姿勢で保つことが出来ないと次の段階へは進めません。

形をしっかり作る事が出来てから腕を上げたり、脚を上げたり、2点で支えたり、2点で支えながら動いたりと難易度を上げていきます。



現場で起こってる事

ところが現場ではいきなり難しいトレーニングを子ども達にさせている所もあります。

何のためにやるのか分からず言われたことをやらされる。

難しい動きをやらされる。

出来なければ怒られる。

もしくはやり直しであったりペナルティーがあったりする。

こう言う事が起こっています。

案の定みんなフラフラなんですよ。

みんな出来ないんです。

そりゃそうですよ。

力ないもん。

出来るはずが無いんです。

それを見て指導者が言うんです。

出来てない!

やり直し!!

ちゃんと

やりなさい!

不満そうな表情や、泣きそうな表情になっている子ども達。

もう1回やっても出来るわけないんです。

その力がないもん。

何やったら1回目で力消耗してるから余計に出来る可能性が減ってるんです。

力が無いだけならまだしも、その無茶なトレーニングする事で変に身体の使い方が悪くなって成長した時に影響が出てくることも大いにあります。

全部含めてほんまに可哀想。

その指導者に潰されるようにも見えて何とも言えなくなります。

でもこの事は小学生くらいのスポーツの現場あるあるなんじゃないかとも思っています。



指導者の在り方

身体のメンテナンス、トレーニング指導。

きっちり順序良くやって行けば効果は大なんです。

その知識が曖昧で、ただ難しい事をやらせるだけで成長しないんです。

出来ない事無理やりやらせても出来る訳が無いんです。

今の時代、意味もなくトップダウンで何でもかんでもやらせたら良いっていう時代じゃないんです。

ちゃんと指導者自身が目的や意味を把握した上で提供する。

その上でただ単に説明するだけでなく考えさせるように持っていく。

何のためにやるのか。どういう意味があるのか。

それを考えさせて実施する。

その繰り返し。

それこそが理想の姿なのではないかなと思っています。



自分の使命

そう言った辛い思いをしてる子達を一人でも減らしたいし。

いや、むしろ自分が関わる事でその子達の将来の可能性をもっともっと広げたい。

自分の指導で子ども達の未来を良くしていきたい。

このblogを書いていてそんな事も思いました。

これこそが自分の使命なのかなと。

それをどう形にしていこうかなと。

久保コーチでどうやって行けばいいんかなと。

色んな事を考えながらまた進んでいきたいと思います。

ではこの辺で…

ほな✋



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