
勝負の世界は
美しく
そして残酷
こんにちは!
アスレティックトレーナー・鍼灸師の久保太吾です。
勝者は笑い、敗者は涙する。
勝負の良いところでもあり、残酷なところでもあります。
2014.11.14 美しく、そして残酷:taigo’s diary
11年前に書いたblogにこんな事を書いております。
だからこその勝負の面白さがあるし切なさがある。
そしてその勝負を通じて出来る経験もあります。
今年からトレーナーとして所属している兵庫西宮ボーイズ。
先日、全国大会の支部予選が行われました。

勝ったら次に繋がるし負けたらそこで終了。
3年生にとって最後の大会となり敗戦と同時に実質引退となります。
その大会に果敢に挑みましたが、流れをなかなか引き寄せる事が出来ず0-5で敗退。
残念ながら全国への切符はここで途絶えてしまいました。
自分がこのチームに関わるようになって一番関わってきた年代の子たち。
1年生の頃から知っているので体はもちろん心の成長も多く見る事が出来た世代。
秋と春の予選ではどちらもあと一歩の所で負け悔しい想いをしていました。
チームがバラバラになりそうになった事もありましたが、そこを何とか乗り切った姿も見ています。
だからこそこの夏は勝って喜ぶ姿を見たかったんですが、野球の神様はそうさせてくれませんでした。

試合終了後、選手たちの目からは涙があふれ出ていました。
最後の最後まで気持ちも声も出して戦っていた選手達。
悔いなくプレーはしたとは思いますが、やっぱり悔しい想いは物凄かったと思います。
勝者は笑い、敗者は涙する。
今回は後者となりました。
勝って経験できる事もたくさんあると思います。
ただ、一生懸命必死になって取り組んできたからこそこの敗戦に大きな意味があると思います。

この負けが
大きな財産に
負けたからこそ味わう悔しさや悲しさ。
あの時もっとやってたら良かったなぁ…
もっと思いっきりプレーしたら良かったなぁ…
そういった後悔や無念さも選手の中にはあると思います。
その経験が出来た事がものすごく大きな財産になると思っています。
そして、この経験を通じて今後どう進んで行くのか。
これからの野球生活もそうやし人生においてもどう活かしていくのかが一番大事。
心の底から悔しいと思える経験。
中3の段階で味わうなんてなかなかないですからね…
このみんなで悔しい想いをしたあの瞬間をずっと心に刻みながら次のステージに進んでほしいと思います。


自分の出来る事がまだまだあったんとちゃうかな?
トレーナーとしてもっと出来る事があったのではないか。
不調だったり体の違和感のあった選手に対してもっとうまくサポート出来たんじゃないのか。
溢れ出すみんなの涙と嗚咽を見て余計にそう思いました。
そして、やっぱりあの姿は自分にとっても忘れられない。
自分自身も心に刻むべき姿やと思いますし、この経験を活かしてまた次に進んで行きたいと思います。
次週から新チーム発足。
また気持勝負で取り組んでいきます。
ではこの辺で…
ほな✋
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